武蔵美の卒業制作展

日曜日に我が奥様と一緒に武蔵野美術大学の卒業・修了制作展に行ってきました。

子育てをしながら2度目の大学生を我が奥様がしていた時の大学です。

今は娘が通っています。


卒業制作というのは、美大生にとっては自分の制作魂を込めた勝負なのだと実感しました。

最終日で到着したのが1時半だったので、大急ぎでまわったのですが、作品から本気度が伝わってくるものとそうでないものの落差に結構びっくりしました。

この本気度は、本気であればあるほど、きっとこの後の成長が大きく変わってくるだろうなとひしひしと伝わってきました。出来映えというよりも、心意気の本気度です。こんなにひとつのことにとことん向き合えるのは学生時代だけです。

ある意味、長い人生の中では一番ゆったりした時間が流れている学生時代にとことん自分と勝負できるのは幸せです。必死にがんばった美大生はこのことには気づいてないかもしれません。大変さのほうが強いかもしれません。

でも社会に出て行った時、時間の流れはまったく別物になります。

自分の気持ちを殺さねばならない時もあります。


あきらかに中途半端に取り組んでいた作品もいっぱいありました。

だから心意気が伝わってくるものには感銘を受けました。

本気で寝る間をおしんで取り組んだ美大生はきっと5年後、10年後、輝いていると思います。


ん、、、教育を仕事にしているためか、少し堅苦しいお話になってしまいました。では、今日はこのくらいで。